り📚書評家による小説のすゝめ

若手書評家、アートカルチャー系ライターをしています。り📚です。元書店員。独自書評や買った本の話、美術館や観劇の記録などをつけていきます。併設趣味ブログhttps://culture76.hateblo.jp/

雑記 / 「ナツイチ」2023書店員おすすめを一挙公開!

『り📚書店員による小説のすゝめ』

こんにちは。り📚書店員です。

みなさまいかがお過ごしですか?

本日は集英社さんの夏の文庫フェア「ナツイチ2023 この夏、一冊分おおきくなろう。| web 集英社文庫」について、概要や特典のもらい方、対象書籍の中から「書店員わたしのおすすめ」を一挙公開していきます。

 

「ナツイチ」概要

「ナツイチ」は書店店頭で配布されている冊子「ナツイチ」2023に掲載されている書籍が対象です。

本屋さんでは、「ナツイチ」と書かれた青色の帯が巻かれていますので、そちらも併せてチェックしてみてください。

多くの本屋さんでは夏の間、ナツイチコーナーが設置されていると思います。

こちらが集英社さんの文庫フェア「ナツイチ」の対象書籍です!

 

対象書籍をレジへ持っていくと、書店員さんがどの特典が欲しいかを聞いてくれますよ。

 

「ナツイチ」もらえる特典

本屋さんのレジでもらえる特典は「クリーナー」です。

集英社文庫のキャラクター、よまにゃが夏を満喫しているイラストが全4種類。

 

しおりとしても使うことができる文庫本ミニサイズサイズ。

スマホやメガネを綺麗にする必需品として持ち歩きたくなりますね。

つい全種類集めたくなってしまいそうです。

 

「ナツイチ」のフェアでは、購入冊数分のクリーナーをもらうことができます!

もし4冊を選んで本屋さんのレジに持って行ったら、好きなデザインを4つ選ぶ、もしくは全種類コンプリートもできちゃうんです。

 

ただしクリーナーの特典は先着順になります。夏の終わりには配布終了してしまっている絵柄もあるかもしません。

書店さんに在庫としてある分がなくなり次第終了となりますのでご注意ください。

 

「ナツイチ」わたしのおすすめをご紹介

今年2023年の「ナツイチ」の冊子の中から、わたしの既読おすすめ小説をご紹介したいと思います。

全てもちろん「ナツイチ」フェアの対象。よまにゃのクリーナーがもらえる書籍たちです。

ぜひチェックをお願いします!

 

『逆ソクラテス伊坂幸太郎さん著

わたしはこの短編集『逆ソクラテス』が中学〜高校生くらいの学生さんの「道徳の教科書」に掲載されたらいいのにと強く思いました。

生徒の優劣を決める担任の先生。それに対し作戦を練っている6年生の僕たち。

 

自分の未来は自分で作る。社会に自分の心を操作させない。

登場人物たちの驚くほどの強さに、学ばせていただくことばかりでした。

 

『カケラ』湊かなえさん著

イヤミス作家として提唱がある湊かなえさん。

読者の頭に絶世の美女として連想されるであろう美容外科医の女性が、自らの「賢さ」と「美しさ」で物語を押し進めていきます。

 

圧倒的に好かれることもあり、圧倒的に嫌われることもある。

そんな彼女がたどり着く真相が、読者の胸を鷲掴みにすることでしょう。

 

『透明な夜の香り』千早茜さん著

第168回の直木賞で見事、直木賞作家となられた作家さん・千早茜先生です。

こちらの続編炎『赤い月の香り』がまだ単行本で発売されたばかり。併せてチェックしたいですね。

 

香りは人の感情や嘘、そして過去までも炙り出してしまう。

天才的な嗅覚を持つ調香師の主人公の周りには、幻想的で上品な物事が次々と舞い込んできます。

知的エレガントな表紙デザインとともにお楽しみください。

 

『桐島部活やめるってよ』朝井リョウさん著

 

この小説『桐島部活やめるってよ』の何よりも面白いところは、部活を辞めるらしい霧島が語るシーンが一切出てこないことでしょうか。

3人称小説として語られていく『桐島部活やめるってよ』。

部活のコアを失うことになる部員たちが騒然と、あることないことを話題にします。

 

もはや超有名作となったこちらの『桐島部活やめるってよ』、実は第22回小説すばる新人賞の受賞冊なのだそうです。

 

『水を縫う』寺地はるなさん著

 

お裁縫の好きな弟と、かわいいものが苦手な姉。
流れる水のように繋がる、シンプルで深みのある美しいイブニングドレスを「姉のために」手作りしようとする男子学生の姿に驚きの連続でした。
 
ドレスを自分の手で生み出せるなんて、考えてこともなかったのです。
 
すきの延長でこんな素敵なものを作りだすことができますし、すきの延長で身近な人を救ってあげることだってきっとできるはずです。
 
そしてこの姉弟のお父さんの「無理をして落ち着かないことをしなくても良い。女の子はそれだけでかわいいのだから。」という思いがまた、印象的でした。
 
『パリの砂漠、東京の蜃気楼』金原ひとみさん著
芥川賞作家・金原ひとみさんのデビュー20周年を記念する、著者初のエッセイ集です。
 
小説の中で数々の驚きと震えを与えてくださる作家、金原ひとみさん。
そんな凄腕作家は毎日、何を思っているのか。
こちらもまたパンチの効いた1冊です。エッセイだと思ってゆるく読もうとすれば、きっと痛い目を見ることになります。
 

終わりに📚

今回は集英社さんの夏の文庫フェア「ナツイチ」についての概要、特典、わたしのおすすめ対象書籍についてのお話でした。

bunko.shueisha.co.jp

いかがでしたでしょうか。

 

各社の文庫フェアについて、このような記事も書いています。

ぜひ併せてお楽しみいただけますと嬉しいです!

 

今日のブログはここまでにしようと思います。

日々たくさんの方に読んでいただけているようで、アクセス解析を見るのがとても楽しいです。

 

とても嬉しいです。どうもありがとうございます!

 始まって間もない小さなブログですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

instagramtwitterもやっています。

ぜひフォローやいいねをしていただけたら嬉しいです! 

https://www.instagram.com/books.tea.76/

https://twitter.com/books_76

 

以上、り📚書店員でした~!

 

 

読者のあなたへ、Kindle📚を30日間無料体験のプレゼント

↓ ↓ ↓

www.amazon.co.jp