り📚書評家による小説のすゝめ

若手書評家、アートカルチャー系ライターをしています。り📚です。元書店員。独自書評や買った本の話、美術館や観劇の記録などをつけていきます。併設趣味ブログhttps://culture76.hateblo.jp/

映画評 / 『コーダあいのうた』

ろうの家の少女、音楽の世界への旅立ち。

こんにちは。り📚書評家です。

みなさまいかがお過ごしですか?

 

【エンタメでこころを磨いちゃう?】

本日の独自映画評はこちら。

『コーダあいのうた』をレビューします。

 

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映画『コーダあいのうた』は耳が聞こえない愛するもののもとへ、音を伝えようと心を尽くす少女の物語です。

 

ろうの家の少女ルビー

映画『コーダあいのうた』のヒロインの女の子はルビーといいます。

彼女は赤いワンピースがとてもよく似合う、笑顔がきらきらとした女の子です。

ルビーは、お父さん、お母さん、お兄さんと、自分以外の家族全員が耳が聞こえない家庭の中で育ちました。

 

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家族の中でただ1人の健聴者であるルビーは、お友達とおしゃべりをすることも歌を歌うこともだいすき。

しかし、言葉を浴びて育たなかった分、「自分の発音はどこかおかしいのではないか」とずっと気にしている様子でした。

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歌うことがすき

思い切って学校のコーラスクラブの門を叩いたルビー。

コーラスクラブでマイルズという青年に出会います。

 

少し強引なところがあるも、ユーモアと歌の才能があふれるコーチのもとで、マイルズや仲間たちとともに、ルビーは本格的に歌を習い始めるのです。

 

先生の抜擢を経て

コーラスクラブの中でも特に個性があり、上手に歌を歌うルビーとマイルス。

彼らはコーラスクラブの教員のすすめによって2人でデュエット曲を練習するようになります。

 

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家族に見に来てほしい

お披露目の場はコーラスクラブの発表会の舞台です。

 

ルビーは「私が歌が好きだ」「デュエットを披露するから発表会を見に来てほしい」と家族に伝えたくて困っています。

 

耳が聞こえない家族と、世界との通訳を担ってきたルビーは、聞こえない世界のことを何度も何度も想像したことでしょう。

 

自分の歌声が家族の耳に届かない事は彼女はよく承知のはずでした。

 

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歌を聞かないこと

歌を歌うという行為において目が行きがちなのはやはり「歌声」だとわたしは思います。

ルビーの歌声は本当に美しくて綺麗でした。

 

聞いていて何度も涙が出たくらいです。

 

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そのためになおさら、この歌を彼女の両親や兄弟は聞くことができないんだと思うと第三者のわたしですら、とても悲しい気持ちになりました。

 

本人たちもきっと悲しかっただろうと思います。

 

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家族との衝突

ルビーは家族と1度、「歌がすきなこと」について喧嘩をします。

 

わたしは歌うのがすきなのだと話をすると、お母さんに「反抗期なのね」と返されてしまう食卓での悲しいシーン。

 

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もちろんルビーは家族のできないことをしたかったのではなくて、ただ歌を歌いたかったはずです。

それをうまく伝えられない辛さに苦しみ、また家族に聞いてもらうことができない「歌」をすきになった自分にも苦しんでいたのではないかと思いました。

 

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家族にとっての健聴者

ルビーの家族たちはとてもたくましく生きていますが、それでもやはり家族の中に1人健聴者がいて「社会との通訳を果たしてくれる娘がいる」という事はとても心強かったのだと思います。

 

お仕事に関してメディアの取材が入った時、健聴者と商取引をする時。

彼らはいつもルビーを心の底から必要としました。

 

必要とされることと夢を与えられること

通訳を雇うことではできない、消して替えることができない何かがあったのでしょう。

 

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しかしルビーは歌が歌いたくて、歌のレッスンを受けに行きたかった。

 

そして音楽の学校に進学することを本気で考え始めるようになるのです。

 

そうして家族と社会の通訳が重荷になり、時間的にも負担になっていきます。

彼女は歌を選ぶことは家族を切り捨てることであると考えるようになります。

 

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ろう者への差別

耳が聞こえないルビーの家族たちの気の毒な姿は、映画の中で何度も流れています。

視聴者はそのたびに心を痛めることでしょう。

 

しかし彼らにとって唯一救いであったと思われる場面が1つあります。

 

それが、ルビーが音楽学校の入試で歌っているシーンです。

 

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何を言われようとも気にしない

ルビーの家族たちは、周りの人たちが自分らのことを何と言っていようがお構いなしに規則を破っていきます。

家族の中で、自分たちの世界をきちんと作り上げていたのです。

 

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それくらいたくましく生き延びてきた家族を見て、ルビーは学校へと勇ましく旅立って行きます。

 

新たな絆を得る強さを

共に歌を歌うことがすきである青年マイルズとの出会いもまたポイントでしょう。

 

彼は耳が聞こえないルビーの家族との接触に戸惑う場面もありますが、ルビーの毎日の忙しさや難しさをきちんと理解しようという姿勢を見せます。

 

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もし自分の娘にそのような心強いパートナーがいなかったとしたら。

ルビーの両親は彼女を歌の世界に送り出すことができたのでしょうか。

 

ルビーが音楽の世界へ旅立つことをきっかけに、マイルズがまたこの親子の「通訳」のような役割を果たしてくれているのだとわたしは考えています。

 

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終わりに📚

このブログも日々、たくさんの方に読んでいただけているようでありがたいです。

おかげさまでアクセス解析を見るのがとても楽しいです。

 

【エンタメでこころを磨いちゃう?】

とても嬉しいです。どうもありがとうございます!

 始まって間もない小さなブログですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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以上、り📚書評家でした~!

 

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