『り📚書評家による小説のすゝめ』
こんにちは。り📚書評家です。
みなさまいかがお過ごしですか？
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本日の独自展評はこちらです。
目黒区美術館、高梁市成羽美術館、新潟県立美術館などで開催された『ベルギーと日本ー光をえがき、命をかたどる』展をレビューします。
『水に映ずる家』ロドルフ・ウィッツマンさん
水の透明度を存分に感じさせる、澄んだ空気感があります。
奥に建っているおうちのピンクがいい感じに映えます。
水面よりも手前にあり、画面を斜めに走る木の幹がとても透き通っています。
【1年のご褒美においしいものを食べたい！】
まるで明かりをまっすぐに吸収して成長した木のようです。
良い土地だなと感じさせるものがあります。
【あなたが本当に好みのコーヒー豆、わかってる？】
『フランドル地方の収穫』エミール・クラウスさん
新潟の田んぼをたくさん歩いてきたのでお米に一瞬見えたのですが、おそらく麦の収穫でしょう。
豊かに実って、垂れ下がるほどの穂です。
空がとても広く描かれています。
画面下側の収穫がメインなのだろうと察しますが、もしかするとその豊かな大地やお天気こそが主題なのかもしれません。
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『ブリュージュ舟宿』児島虎次郎さん
とてもカラフルなお花が目を惹きます。
よく見るとどれひとつとして同じ花がありません。
女性の腰掛けている椅子の緩やかなラインがとても美しく、指でなぞりたくなってしまいました。
『朝のマロニへの道』（ベルギー・ブルージュ）吉田苞さん
葉がくるくるとしていて躍動感を感じさせます。
色彩鮮やかな画面です。
画面真ん中に大きく広がる空間が、奥行きを感じさせます。
風通しの良い印象です。
【1年のご褒美にたらふくカニはいかが？】
『牡丹』ジュール・ヴァン・ド・レーヌさん
筆の動きがよくわかる画法です。筆の毛1本1本の動きまでが見えるようです。
対して花瓶はとても艶々としており、質感の違いがよく伝わってきます。
【お部屋に彩り、欲しくない？】
製作中の「ふぁさふぁさ」という音が聞こえてきそうです。
花生けも筆先も、横にポテンシャルを広げたような絵です。
【あなたが本当に好みのコーヒー豆、わかってる？】
『博学な樹』ルネ・マグリットさん
マグリットの描く目玉とは、どうやっても目が合わないといつも感じます。
どこの角度を探っても視線と視線が合いません。
一見ツヤツヤとしたはりがあります。
次によく目を凝らせば、木目が目に入ることでしょう。
木の葉の緑色の、乾いた感じが距離を感じさせます。
シュルレタリストであるマグリットがわたしたちに対し投げた何かを考えました。
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『再開』ルネ・マグリットさん
卵から孵った雛たちが羽ばたくための広い空間が用意されています。
ここからまたひとつ、命が生まれるという瞬間。
巣のある空間とわたしたち鑑賞者を隔てるのは、おとぎ話の絵の中のようなフレームです。
【お部屋に彩り、欲しくない？】
雛たちには、美しくて広い空がもう用意されています。
その様子を物語のように傍観するのも、自分の世界だと信じるのも鑑賞者次第だなと感じました。
【あなたが本当に好みのコーヒー豆、わかってる？】
終わりに📚
今回は『ベルギーと日本ー光をえがき、命をかたどる』展の独自展評をお届けしました。
いかがでしたか？
このブログも日々、たくさんの方に読んでいただけているようでありがたいです。
おかげさまでアクセス解析を見るのがとても楽しいです。
【1年のご褒美においしいものを食べたい！】
とても嬉しいです。どうもありがとうございます！
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以上、り📚書店員でした～！
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【お部屋に彩り、欲しくない？】
