東京・大阪美術展『テート美術館展』詳細レビュー
こんにちは。り📚書評家です。
みなさまいかがお過ごしですか?
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本日の独自美術展評はこちら。『テート美術館展』をレビューします。
『テート美術館展』は国立新美術館での東京展を終え、現在は大阪中之島美術館で大阪展が開催中の美術展です。
東西たくさんの方に見ていただきたいと思う素敵な展示でしたのでご紹介させていただきます。
『ポンペイとヘルクラネウムの崩壊』ジョン・マーティンさん
真っ赤な洞窟のような空間が画面いっぱいに広がります。人々は怯えて、縮こまっているように見えます。
怖がっているのでしょうか?
嘲るように稲妻のような光が煌々と主張しています。
『トスカーナの海岸の灯台と月光』ジョゼフ・ライト・オブ・ダービーさん
月の光がいちばんクリアな輝きを放っています。雲がその、月の光を吸収しているかのようです。
孤島のような灯台。下をよく見ると船のあたりに複数の人がいます。
複数で海と対峙しているこのこの人物の「孤」のメタファーのような灯台のそびえかただなと感じました。
『ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡』ジョン・ブレットさん
エメラルドグリーンの瑞々しさが際立ちます。
あまりにも美しくて、ここから2度と離れたくないと感じさせるほどでした。
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湯気のような、溶き卵のような雲。光がまっすぐと差して、反射しています。
その眩さは明日へのエネルギーを見る人に与えてくれるような気がします。
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『母と子』ウィリアム・ローゼンスタインさん
まだ小さな子どもを膝の上に抱えている母親。とても和やかな母子の一場面です。
母親の頭の後方にある窓から光が刺し、画面右側を明るくしています。
その光は、子どもの健やかで明るい未来をこころから祈っている母を暗示しているように感じました。
部屋の中には彫刻や、ヨットの飾りなどが置かれています。
この母子がいるのはとても文化的家庭であり、何ひとつの不自由もないことを表しているみたいです。
『風景(風車)』ジョン・リネルさん
尖った岩肌の上には、少し廃れた風車があります。
心なしか、岩肌と風車どちらもの質感が少し似ている気がしました。
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徐々に荒れてきたかのような文脈を感じさせる空模様。
牛たちはすこし戸惑って、疲れているみたいにも見えます。
全体的に重さのある色使いをした画面だなと感じました。
『ハムステッド・ヒースのブランチ・ヒル・ポンド、土手に腰掛ける少年』/『ハリッジ灯台』ジョン・コンスタブルさん
どちらも似た印象を与える画面でしょうか。
乾いた色彩で、孤独を感じさせます。
『ハムステッド・ヒースのブランチ・ヒル・ポンド、土手に腰掛ける少年』ではひじょうに高さのある土手に腰掛けた少年がいて、
彼に向かって明るい光が斜めに差し込んでいます。
対して『ハリッジ灯台』では雲が重く影を作ります。
遠く川の海はとても明るく光を含みますが、歩いている人の目の前には重い影があります。
煌々と光が差しているものの孤独と、影に囲まれ光が遠くにあるものの孤独について考えさせられました。
終わりに📚
「芸術家たちは光をどう描いてきたのか」
という問いにクローズアップした美術展『テート美術館展』のレビューをお届けしました。
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いかがでしたか?
西洋絵画的な、外国の景色や文化にドキドキする絵を見るのが好きな人はぜひおすすめです。
とても楽しいと思いますので、ぜひチケットをご検討いただけましたら嬉しいです!
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今日のブログはここまでにしようと思います。
このブログも日々、たくさんの方に読んでいただけているようでありがたいです。
おかげさまでアクセス解析を見るのがとても楽しいです。
とても嬉しいです。どうもありがとうございます!
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以上、り📚書店員でした~!
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