ポンピドゥーセンターキュビスム展で革命を体験しよう
こんにちは。り📚書評家です。
みなさまいかがお過ごしですか?
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本日の独自展評はこちらです。
国立西洋美術館で開催されている『ポンピドゥーセンターキュビスム展ー美の革命』をレビューします。
キュビストたちの自信に満ちた作品をたくさん楽しむことができる展示でした。
『女性の胸像』パブロ・ピカソさん
ピカソって、人のオーラ見えていたのかな?
そう感じさせる作品でした。少しアフリカンアートっぽさも感じさせる画面です。
暗い中に確かに光があって、芯のある目線には圧倒される何かがあります。
【あなたが本当に好みのコーヒー豆、わかってる?】
『楽器』ジョルジュ・ブラックさん
平面的で簡素な色彩です。まさにキュビスム。
視覚たちは無機質なだけでなく木を思わせる温もりがありました。
画面右側のモチーフは一体何なのでしょう。想像力を掻き立てられます。
【1年のご褒美においしいものを食べたい!】
『キュビスムへの道』ダニエル=アンリさん
すごいかわいい印象です。
【お部屋に彩り、欲しくない?】
『キュビスムへの道』という書籍の表紙として書かれたものだそうです。
鉛筆画らしいタッチで描かれています。
散りばめられるドイツ語に、「K」から始まるKubismの表記。
キュビストたちの意志を感じさせる大切な史料だと思いました。
『果物皿とトランプ』ジョルジュ・ブラックさん
『不思議の国のアリス』を思わせるとてもかわいい作品だなと思いました。
テーブルと皿は平面的。
対して本当はその上にあるはずの果物とトランプは、一見皿とテーブルから溢れかえっているように見えます。
【お部屋に彩り、欲しくない?】
上から見た図と、正面から見た図を合わせているのでしょうか。
あべこべ感があり、ピカソとの相互的関係を思わせる作品です。
【あなたが本当に好みのコーヒー豆、わかってる?】
『ギター』フアン・グリスさん
かわいい落ち着きのある色彩でまとめられています。
美術、音楽、宗教など、さまざまなアートがまぜこぜになっているのを感じさせる空間です。
奥行きの中に、しかしシンプルで落ち着いたモチーフが置かれている様子には、懐の広さと簡潔な知性を感じました。
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『パリ市』ロベール・ドローネーさん
とても大きなカンヴァスに仕上げられた作品です。
『ポンピドゥーセンターキュビスム展ー美の革命』のポスターにも使用されています。
観ていてわくわくする絵でした。左に向かっていくにつれて寒色が多くなります。
エッフェル塔の内側を除くことが出来る珍しい視点をバッチリと捉えてあり、特別感を感じることができて嬉しい気持ちになるのかもしれません。
よくみるとその赤は、ハートに見えないこともないでしょうか。
【1年のご褒美においしいものを食べたい!】
『墓地』マルク・シャガールさん
たしかにキュビスムで構成された墓地の絵です。
暗く悲しいばかりではなく、画面の上半分にはファンタジーみを感じられます。
墓地に収められた霊たちが、楽しく漂っていそうな空気。
角谷面を生かしているにも関わらず柔らかい印象の上空です。前向きで明るい画面だと思いました。
【あなたが本当に好みのコーヒー豆、わかってる?】
『帽子の婦人』ナターリヤ・ゴンチャローワさん
大作だなと感じました。とてもよく構成されている作品だと思います。
ポップでお茶目な印象です。
不思議な文法をしたそのタイトルにもポップさを感じさせました。
【お部屋に彩り、欲しくない?】
ハート型の唇がチャーミングです。
裕福さと、自信が溢れんばかりに閉じ込められている作品だと感じました。
この気高きご婦人とぜひ会話を交わしてみたいです。
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キュビスムとは真実を概念的に書く事実である
「キュビスムとは真実を概念的に書く事実。」
これは展示内の解説に書かれていた言葉です。
例えば女の人の絵を描こうとして、わたしは資格を並べようとはしないと思います。
わたしなら顎の輪郭をかいて、目や鼻を乗せ、目ににえているように描きます。
見えているものが「真実」だと思って書くと思います。
【1年のご褒美においしいものを食べたい!】
しかしキュビストたちの考えは異なり、もっと確固たる本質をついているようでした。
彼らは自分に見えている自分だけの世界を描いているのでは決してないのだといいます。
そうした天性の目線などではなく、あなたにこう見えるかもしれないという提示でもないそうです。
キュビストたちはただ、「このものはこうである」という「真実」を描いていると主張しています。
【あなたが本当に好みのコーヒー豆、わかってる?】
女性やギターというモチーフを含んだタイトルに暗い四角ばかりを連ねた絵が、
「果物のある風景」「テーブルのある風景」というタイトルをつけておきながら果物やテーブルがわたしには見当たらなかった作品が、
そのものの真実を表現しているに過ぎないのだと彼らは主張しています。
それは分解した細分化した真実なのでしょうか。
それともキュビストたちには疑う余地もない堂々たる真実なのでしょうか。
わたしには見えてこない世界に、大きな嫉妬を覚えました。
あなたたちの見ている世界をどうかわたしにも見せてほしいと、願い乞うことは叶わないのかも知れません。
『ポンピドゥーセンターキュビスム展ー美の革命』はとても興味深い展示で、かなり難解ではありましたがその分、わたしの中にぱっと浮かび上がってくる感情を捉えさせてくれやすい美術展だったなと思っています。
それが疑問や悲しみがほとんどであったことを、キュビストたちに伝えたらどんな顔をするだろうとつい考えてしまいました。
強い意志のもとに画家活動をした彼らへ、拍手を送りたいです。
終わりに📚
本日は『ポンピドゥーセンターキュビスム展ー美の革命』の美術展評をお届けしました。
いかがでしたか。
キュビスムはひとりで唸るばかりでなく、誰かと一緒に見たり、議論をしながら見た方が広がりのある作風かなと思いました。
ぜひみなさんの捉え方も教えていただけましたら嬉しいです。
このブログも日々、たくさんの方に読んでいただけているようでありがたいです。
おかげさまでアクセス解析を見るのがとても楽しいです。
【1年のご褒美においしいものを食べたい!】
とても嬉しいです。どうもありがとうございます!
始まって間もない小さなブログですが、どうぞよろしくお願いいたします。
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以上、り📚書店員でした~!
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