り📚書評家による小説のすゝめ

若手書評家、アートカルチャー系ライターをしています。り📚です。元書店員。独自書評や買った本の話、美術館や観劇の記録などをつけていきます。併設趣味ブログhttps://culture76.hateblo.jp/

美術展評 / 国立新美術館、京都市京セラ美術館『ルーヴル美術館展〜愛を描く〜』

『り📚書評家による小説のすゝめ』

こんにちは。り📚書評家です。

みなさまいかがお過ごしですか?

 

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本日の独自展示評はこちら。

国立新美術館京都市京セラ美術館で開催された『ルーヴル美術館展〜愛を描く〜』をレビューします。

『アモルの標的』フランソワ・ブーシェさん

カンヴァスが縦長に配置されている、とてもかわいらしい作品です。

ぷくぷくのアモルちゃんたちと、淡い色使いがよくマッチしています。

 

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見上げても足りないほどに縦に広がる空間は、まるで羽のない我々人間を欺くかのようです。

 

『パンとシリンクス』ミシェル・ドリニーさん

これ以上はダメだと拒む手前側の男性の固い圧力。

その奥には、蝶のような柔らかな羽を持つ女性が同じく先へ進めないよう遮っています。

その羽は、目のような模様をしています。

大きな力が見張っているようなイメージを受けました。その後ろには、さらに大きな門番が立ちはだかるかのようです。

逃げたがる女性の右足は地面に踵がついていません。

人間の全力疾走とは 比べ物にならないような重心の高さです。

彼女が人ではない何かであることを暗示しているのでしょう。

 

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ナクソス島のバッカスアリアドネ』ヨハン・ゲオルク・プラッツァーさん

画面中に広がるのは、どんちゃんお祭り騒ぎ。

右奥の海の上まで、賑わいをたのしませてくれます。

手を取り合う男女の腕の中に突き抜ける海がとても爽快です。

画面左側では開放的に宮殿のような地位を描きます。

全体的に艶のある絵の具遣いで、心沸き立つ画面だと思いました。

『かつてヴィーナスに捧げられた神殿』ユベール・ロベールさん

「廃墟のロベール」と呼ばれる画家、ユベール・ロベールさんの作品です。

がらんどうの空間に残るのは、愛の遺跡。

西洋の歴史を 感じさせる内側を見通せる空間に「異国情緒への憧れ」のようなノスタルジーを感じさせます。

『アモルとプシュケまたはアモルの最初のキスを受けるプシュケ』フランソワ・ジェラールさん

おそらく本展示『ルーブル美術館展〜愛を描く〜』の目玉はこの『アモルとプシュケまたはアモルの最初のキスを受けるプシュケ』でしょう。

 

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プシュケとはギリシャ語で、「蝶」または「魂」の意。

「蝶」のような娘が、翼を持つものと「魂」の恋に落ちる様子を描いているのでしょうか。

全体的につやとはりを感じさせる画面です。

そこにはプシュケの若々しく、ぷりんした身と心を表現したいという狙いがあるのではないでしょうか。

 

アモルのふさふさの羽。

豊かさや、羽ばたくことも可能である偉大さ。

「あなたを受け止め守り抜くことができる」という強い意志の暗示でしょうか。

 

座面に敷いているほのかなピンクの可愛らしさが目を惹きます。

終わりに📚

今回は『ルーヴル美術館展〜愛を描く〜』の展評をお届けしました。

いかがでしたでしょうか。

美術館紹介の記事はこのようなものも執筆しています。

ぜひ併せておたのしみいただけましたら嬉しいです。

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今日のブログはここまでにしようと思います。

日々たくさんの方に読んでいただけているようで、アクセス解析を見るのがとても楽しいです。

 

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以上、り📚書店員でした~!

 

 

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